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2023.06.29 創業融資

創業融資の代行サービスの探し方やメリットを分かりやすく解説

創業融資の代行サービスの探し方やメリットを分かりやすく解説

最終更新日 2024年3月5日

創業融資は、これから事業を始める人にとって欠かせない資金調達方法です。しかし、申込書類作成や金融機関との面談に、不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。

融資審査に通過する可能性を上げるには、創業融資の代行がおすすめです。

この記事では、創業融資代行に依頼するメリットや、探し方のポイントなどを詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

創業融資代行サービスとは?

創業融資の代行は経営革新認定支援機関へ

創業融資代行サービスとは、融資申請に伴う諸手続きを専門家がサポートするサービスです。特に創業初期では、融資申請書の作成が大きな障壁となり得ます。

実際、日本政策金融公庫の創業融資の成功率は約50%とされ、融資受け入れは保証されません。この状況下で、融資代行業者の利用は、適切な書類作成から条件交渉まで、融資過程をスムーズに進める手助けとなります。

日本政策金融公庫や民間銀行からの資金調達は事業成長に不可欠ですが、申請プロセスは複雑で専門的な知識を要します。忙しい経営者にとって、専門家による代行サービスの活用は、時間と労力を節約する有効な手段と言えるでしょう。

創業融資代行サービスの費用

創業融資代行サービスの費用について、一般的な相場は固定報酬制で数万円から数十万円、成功報酬制では資金調達額の2〜5%に加えて着手金が設定されています。サービス提供者によっては顧問契約を結ぶケースもあり、その際の料金体系も確認が必要です。

費用は業者や提供されるサポート内容により差があり、月額顧問料型・成功報酬型・完全成功報酬型の3つの主要な体系が存在します。融資申請に際しては、自身の予算や必要なサービス範囲を考慮し、最適な費用体系を選定することが肝要です。

事前の料金確認と、サービス内容の照らし合わせが重要になります。

創業融資を代行する4つのメリット

創業融資を代行する3つのメリット

創業融資代行サービスに依頼することで、下記の4つのメリットがあります。

  • 審査通過率が上がる
  • 申請までの期間を短縮できる
  • より高額の融資を調達できる可能性が高くなる
  • 専門家のアドバイスを受けることができる

それでは、順番に解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

審査通過率が上がる

審査通過率を向上させるために、創業融資の専門支援を活用することが重要です創業融資の審査落ち後、日本政策金融公庫では半年間再申請ができなくなり、次回審査も厳しくなるとされています。

こうした状況下、資金調達までの貴重な時間を節約し、再申請の手間を減らすためには、専門の支援業者の利用が有効と言えます。審査には事業計画書や自己資金、経営実績などが影響し、特に事業計画書の重要性が高いです。

多くの場合、事業計画書の作成経験がない申込者が多く、その結果として魅力的な事業内容を適切にアピールできていないのが現状です。専門家に依頼することで、事業計画が審査担当者に正確に伝わり、審査通過の可能性が高まります。

申請までの期間を短縮できる

融資申込書や事業計画書など、複雑で時間を要する書類作成は、創業準備の負担を増加させます。

専門の代行業者にこれらの作業を依頼することで、申請までの期間を効率的に短縮し、事業開始を加速できます。専門知識を要する書類作成には、正確さと具体性が求められ、この点で専門家のサポートは価値があります。

代行サービスを利用することで、創業者は事業に必要な他の準備に集中できるため、時間と労力の節約に加え、事業の成功への道をスムーズに進めることが可能です。

より高額の融資を調達できる可能性が高くなる

創業融資代行サービスを活用することで、より高額の融資を得る可能性が向上します。専門家による緻密な書類作成と融資額の適切な調整により、「成功率」と「借入額」が上昇するためです。

日本政策金融公庫などの審査では、再審査までに時間制限があるため、初回から確実に融資を受けることが重要です。

代行サービスの利用は、金融機関に対して説得力のある事業計画を提示し、より良い条件での融資獲得を目指します。専門的知見を持つ代行業者がサポートすることで、返済計画の信頼性も高まり、金融機関からの評価が向上しやすくなります。

専門家のアドバイスを受けることができる

創業融資代行サービスの利用により、専門家から貴重なアドバイスを受けられる点は大きなメリットです。税務や法律に関する知識・事業計画の見直し・資金計画の精査など、多角的なサポートが期待できます

さらに、多くの支援業者が成果報酬型を採用し、初期相談は無料というケースも少なくありません。これにより、事業アイデアを形にする過程での心強いサポートを受けられるでしょう。

融資申請の流れや書類作成には専門的な知識が必要で、初めての方には高いハードルがあります。代行サービスを利用することで、融資の成功率や調達金額を向上させることが可能になり、事業の将来性に対する大きなプラスをもたらします。

創業融資代行サービスを選ぶときのポイント4選

創業融資代行サービスを選ぶときのポイント4選

ここからは創業融資代行サービスを選ぶときのポイントとして、下記の4つをご紹介します。

  • 創業融資の代行は経営革新認定支援機関へ
  • リスクがない報酬体系か?
  • 成功率の高い代行業者か?
  • 平均成功額が高いか?

どのポイントも非常に重要になってくるので、ぜひ最後までお読みください。

創業融資の代行は経営革新認定支援機関へ

創業融資の代行はさまざまな業者がおこなっていますが、融資審査の通過率は業者により大きく異なります。申込書類を作成する際のノウハウがないなど、質の低い業者もいるため注意が必要です。

創業融資で失敗したくない人は、経済産業省が認定する「経営革新等支援機関(以下、認定支援機関)」がおすすめです。

認定支援機関は、創業融資に関するノウハウを持っているケースが多く、安心して申し込みを任せられるでしょう。

リスクがない報酬体系か?

初めて融資を申請する方には、成功報酬型の代行業者が推奨されます。この報酬体系では、融資が実現した場合にのみ料金が発生するため、失敗時のリスクを抑えられます

しかし、一部には不当な料金を請求する悪質な業者も存在するため、選択には注意が必要です。成功報酬型は、サポートの質と成果に対する姿勢が反映される傾向にあり、報酬が成功に連動することで、より充実した支援を期待できるでしょう。

適切な代行業者を選び、安心して融資申請に臨むことが大切です。

成功率の高い代行業者か?

成功率の高い融資代行業者を選択することは、事業展開の速度に直結します。

融資が一度でも不承認となると、次の申請まで半年待たなければならない場合が多く、この期間中に事業資金を調達できないことは、市場競争において重大なデメリットになり得ます。

効率的な時間の使用と事業成長に向けた集中を実現するためには、審査通過の見込みが高い代行業者に依頼することが重要です。これにより、融資獲得の可能性が高まり、事業の推進力を保つことができます。

平均成功額が高いか?

融資代行業者選定時には、平均成功額が高い業者を優先することが賢明です。日本政策金融公庫などでの創業融資平均は約500万円ですが、これを上回る実績のある業者なら、より大きな融資獲得の可能性をがあります。

平均成功額が高いということは、それだけ高額融資の申請に成功している実績があり、融資申請のノウハウや交渉力があることの証拠です。そのような業者を選べば、融資額を最大化するサポートを受けられ、事業の成長に直結する資金調達が期待できます。

創業融資の代行はどこまで手続きをしてくれる?

創業融資の代行はどこまで手続きをしてくれる?

創業融資の代行業者は、すべての手続きをおこなえるわけではありません。

代行業者は、書類の作成や送付・金融機関とのやり取りは代行できますが、以下の項目は依頼者が対応します。

  • 金融機関との面談
  • 代行業者と事業内容について打ち合わせ
  • 住民票や免許証の写しの準備

金融機関との面談は緊張するかもしれませんが、代行業者が事前にアドバイスしてくれます。質問内容はある程度決まっているので、しっかりと準備をすれば失敗することはないでしょう。

創業融資についてもっと知りたい方は、こちらの記事「【徹底ガイド】創業融資とは?種類ごとのメリット・デメリット・流れをご紹介!」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

まとめ

創業融資の代行を依頼すると、融資の通過率が上がり、申請までのスピードが早くなるなどのメリットがあります。

さまざまな代行業者がありますが、経済産業省に登録された認定支援機関がおすすめです。

ストラーダ税理士法人は、認定支援機関に登録されていて、豊富なノウハウにより創業者様をサポートします。融資通過率は99.7%の実績があるため、創業融資でお悩みの方は、お気軽にご連絡ください。

この記事の監修者
中田 卓哉
税理士公認会計士
2012年を中央大学商学部卒業し、同年公認会計士試験に合格。2013年に東証一部上場企業に入社し、単体決算、連結決算に従事。2017年にPwCあらた有限責任監査法人に入所し、メーカー、サービス業等の東証一部上場会社の法定監査、IFRS監査、米国基準監査に従事。その後、2021年よりストラーダグループに参画。クライアントを深く理解し、クライアントの立場に立ったサービス提供することをモットーとしている。趣味は、愛猫と遊ぶこと。
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