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2023.03.10 税務知識

税務顧問の相場料金はいくら?具体的な業務内容を解説

税務顧問の相場料金はいくら?具体的な業務内容を解説

最終更新日 2024年2月14日

この記事では、税務顧問の相場料金や具体的な業務内容を解説しています。税務顧問の依頼を検討している方には必見の記事となりますので、最後まで目を通してみてくださいね。

税務顧問の相場料金はいくら?

税務顧問の相場料金はいくら?

それでは、税務顧問の相場料金を解説します。法人と個人事業主のケースで、相場料金が異なるので、それぞれ見ていきましょう。

法人の税務顧問の相場料金

年商相場料金(月額)
〜1,000万円15,000円
1,000万〜3,000万円19,000円
3,000万〜5,000万円23,000円
5,000万〜1億円29,000円
1億〜5億円40,000円
5億〜10億円50,000円
10億円〜要相談

個人事業主の税務顧問の相場料金

年商相場料金(月額)
〜1,000万円13,000円
1,000万〜3,000万円17,000円
3,000万〜5,000万円21,000円
5,000万〜1億円28,000円
1億円〜要相談

上記の表はあくまで相場の目安であり、業界・業種によって異なる場合もあるので、確認が必要です。

また、税務顧問で税理士に払う報酬は、依頼主となる企業の年商によって変動する特徴があります。その理由は、年商が増えれば増えるほど、取引件数や納税額も増え、業務量が増えるからです。

税理士顧問ではなく、通常の税理士の相談の料金相場は、こちらの記事「税理士の相談料の相場は?仕事内容などを分かりやすく解説」をご覧になってください。

税務顧問を依頼した場合の具体的な業務内容を解説

税務顧問を依頼した場合の具体的な業務内容を解説

次に、税務顧問を依頼した場合の、具体的な業務内容を解説します。税務顧問を依頼した場合は、大きく下記の4つの業務を行います。

  • 経理指導・経理代行
  • 申告業務
  • 給与計算業務
  • 資金調達のアドバイス

それでは順番に見ていきましょう。

経理指導・経理代行

経理指導は、日々の経理業務を自社で行いたいが、正しくできているか不安だという方におすすめです。経理指導では、顧問税理士に経理指導を受けることができます。

また、顧問契約の内容によっては、経理業務を代行してくれる場合もあります。経理代行では、記帳も含めた経理業務全般をアウトソーシングが可能です。記帳代行はもちろんのこと、請求書発行・入金管理までを代行してもらえます。

申告業務

申告業務では、決算申告・法定調書・償却資産税などを行います。また、確定した決算に基づいて、法人税・法人事業税・法人住民税・個人事業所得税・消費税などの税額を算出し、税務申告書の作成代行を行うことも可能です。

最近は、会計ソフトを使って日々の記帳を自社で行い、申告書の作成のみを税理士に依頼するケースも増えてきています。

給与計算業務

顧問契約の内容によっては、給与計算業務を行なってくれるケースもあります。主な業務内容としては、勤怠データの集計、源泉所得税・保険料の算出、各種書類作成などです。

また社労士と連携して、労務業務全般をサポートしてくれる税理士事務所もあるため、確認してみてください。

資金調達のアドバイス

資金調達にはさまざまな制度があり、税理士は常に最新情報をキャッチアップしています。各事業者に合わせた資金調達のアドバイスができることは、税理士の強みです。

また、金融機関との面談サポートを行なってくれたり、必要書類の的確なアドバイスを行なったりします。

経営において、資金調達は重要な部分になってくるため、資金調達の専門家が身近にいることは心強いですね。

そのほかの税理士のできることについては、こちらの記事「税理士のできることとは?メリットなどを分かりやすく解説」で詳しく解説しています。あわせてご覧になってください。

まとめ

税務顧問の相場料金はいくら?具体的な業務内容を解説

この記事では、税務顧問の相場料金と、具体的な業務内容を解説してきました。大切なポイントをまとめておきます。

  • 税務顧問の相場料金は、法人/個人・年商によって異なる
  • 税務顧問の業務は、経理指導・経理代行・申告業務・給与計算業務・資金調達のアドバイス

税務顧問の依頼を検討している方は、顧問契約の内容を確認してみてください。

また税理士にはスポットで相談することも可能です。気になる方は「税理士にスポット相談したときの費用・料金の相場はいくら?」の記事をあわせてご確認ください。

この記事の監修者
山田 直輝
代表社員税理士公認会計士行政書士
2009年公認会計士試験に合格、その後、Deloite Touche Tohmatsu(有限責任監査法人トーマツ)に入所し、メーカー、サービス業、学校、商社等の上場一部企業の会計監査や内部統制監査を行う。監査班では、監査の主任業務を経験した。その後、アドバイザリー部門に部署異動をして、ベンチャー企業支援、賠償業務算定の構築や上場支援業務、企業リスクにおけるリスクマネジメント業務を行う。上場は、リクルートの上場経験を有する。2015年に独立して、ストラーダ税理士法人を設立。「敷居が高くて堅苦しい」税理士のイメージを払拭し、「初めての方でも馴染みやすい」税理士でいることをモットーにしている。趣味は、愛娘と遊ぶこと。
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