山田それでは次は会社が支払う税金、法人税等についてお話していきます。

星野なんですか、その法人税等の「等」とは・・・

山田濁したことがばれました・・・笑
実は法人税等には、法人税の他に地方税があります。地方税は更に、細分化されて、法人住民税と法人事業税に分かれます。

表を横にずらすと続きが見えます。

法人税等の種類 算出方法
国税 法人税 所得×税率
地方税 法人住民税
① 都道府県民税
② 市町村民税
一定額を支払う「均等割」
法人に応じてかかる「法人割」
法人事業税 所得×税率

星野難しくてわかりません(泣)

山田専門用語を並べてしまってすみません(笑)税金計算は、税理士の仕事ですから、難しい所まで覚えなくてよいです。覚えておいてほしいことは、

  • 儲けた所得から払う税金
  • 儲けなくても払う税金(均等割)

があるってことですかね。

星野え?そうなんですか?儲けた金額に応じて払うのはわかりますが、儲けなくても、税金が必要なんですか?

山田残念ながら、そうなんですよ。

星野いくらはらえばいいのですか?

山田それは、資本金や従業員によって違います。だから、資本金が1千万円以上でなければ、約7万円だと思っていてくれれば大丈夫です。

星野なるほど~。そうすると、赤字でも年間7万円は払わないといけないという事ですね。

山田そうなりますね。この均等割は、資本金と従業員によって決定しますので、なかなか、節税はできませんよね。

星野有難うございます。また、儲けた時は、どれくらい払えばいいのですか?

山田これは、厳密な計算が必要なので、一概には言えませんが、儲けた所得から払う税金は、概ね所得の30%だと思っておいてください。

星野そうすると、100万円の所得があれば、30%を税務署に納めて、70%を翌期の投資に使えるわけですね。でも、このお金はいつ払わなければいけないんですか?

山田良い質問ですね!この税金は、決算月より2カ月後までに納付する必要があります。

星野そうすると、僕の会社の決算月は、3月だから、5月までに払えばいいんですね?

山田その通りです!楽しみにしていてください!

星野楽しみにはできませんよ!!(笑)
けど、きっちり計画立てて用意しておきます。

まとめ

  • 法人税等は儲けたら払うもの(所得の約30%)と、儲けなくても払う税金がある
  • 決算月の2か月後に法人税等は納付する必要がある